三道水軍統制營の息遣い!
伝統、現在、未来の調和
文禄の役を勝利に導いた李舜臣將軍の救国精神の宣揚と護国忠節を称える。
麗水鎮南亀甲船祭は三道水軍統制營(全羅左水営)の本営だった麗水で護国の魂と郷土文化芸術を再評価して救国の聖地であることを宣揚するための海洋護国文化祭であり郷土民俗祭だ。1967年以降毎年5月3日の前夜祭をはじめとして最高のみどころである統制営キルノリと参加体験イベントなど様々なイベントが行われる麗水の代表的な祭だ。
麗水鎮南亀甲船祭は1967年麗水鎮南祭として始まり、マンマ祭、亀甲船大祭、亀甲船祭と名前が変更されて現在は鎮南亀甲船祭で定着した。初め鎮南祭は文禄の役の当時たったの一度も敗北しなかった五官五浦の領民たちの霊を慰労し彼らの愛国愛族精神を称え、郷土意識を養い郷土芸術を発展させるために行事が行われた。鎮南亀甲船祭は毎年5月初めに行われるが、これは李舜臣將軍の玉浦海戰の初出征の日である5月4日を記念するためのものだ。麗水鎮南亀甲船祭は合計3日間行われる。三日間様々なイベントがあり各種体験とみどころがある。
祭は忠愍祠で行われる告由祭を筆頭に紫山公園で李忠武公銅像の參拜と無名の水軍慰霊塔参拝をして始まる。
この祭でいちばん有名なのは断然統制営キルノリだ。これは文禄の役のとき三道水軍統制營であった全羅左水営を中心に朝鮮水軍の義気、左水営の編制、左水営の戦争準備状況、左水営の領民たちの暮しの姿、李舜臣が左水営で見せた忠と孝を様々に再現し、李舜臣將軍の生涯、海上戦闘に出征する水軍達の姿、デチュイタ(大吹打)と軍楽隊の演奏、海軍の銃劍術など様々なパフォーマンスで構成されたパレードが護国の伝統を受け継いた市民たちと共に演出する。
麗水鎮南亀甲船祭の特色あるイベントとして文禄・慶長の役の海戦の海上遺跡地巡礼と漁船の大漁を祈願する影堂(ヨンダン)豊漁祭と豊漁グッ、麗水の多様で特色ある料理を誇るウリトンネマッチャンチ(わが町味祭)がある。また李舜臣將軍の弓の腕前を称えて名射手たちの韓国弓道大会、420年余り前から全羅左水営地域に受け継がれてきたソドンジュルノリ再現とメグ公演、李舜臣將軍の事変対備令によって全羅左水営軍本営の城に集結する5官5浦の入防軍点呼の再現、軍隊を出動させるときの軍令権を象徴する幢に行う祭祀、唯一武官たちが行う祭祀で楽·歌·武が合わさった再現行事である全羅左水軍の祭祀、統制営キルノリ出征公演、戦乱に悩まされた水軍と全羅左水営の領民たちの志気を起すためのデドン(大同)ノリであるヨン綱引き、五官五浦芸術公演、李舜臣將軍の愛国を受け継いで国家の責任ある人材に育てるための選抜大会である少年李舜臣選抜大会などがある。