漁師の歌声と海岸絶景の調和
巨文島灯台に行く道、巨文島、椿林の道は美しい自然生態と様々な動植物が調和して
巨文島ぺノレ(舟歌)の道は大きく二つのコースに分かれる。様々な希少動植物がいる生態林道の椿林の道と自然の純粋さを保っている鹿の角に似た鹿山灯台に行く道だ。
椿林の道
巨文島は東島と西島そして古島など三つの島からなっている。白島観光を終えると巨文島(古島)船着場に到着して古島と西島をつなぐサムホ橋を渡って西島に移動する。船着場から巨文島灯台まで徒歩で一時間ほどの距離だが車に乗ったら10分後にはモクノモの前に到着する。暴風雨が吹き付けると幅30∼40メーターの波が行ったりきたりするので「モクノモ(首越え)」である。モクノモを過ぎて300メーターほど坂を上がると椿トンネル林が見える。巨文島灯台まで上がる道は椿の林だ。小道に沿って行くと椿の木がトンネルになって空が見えないほど鬱蒼としている。椿が作ったこの青い林を過ぎると灯台にでる。生態林の道の間に繰り広がる海の風景も壮観だ。特に彫刻のように刻まれた海岸絶景の間に演出される幻想的な夕暮れとの出会いはまさに芸術だ。
鹿山(ノクサン)灯台行く道
クサン灯台に行く道は昔も今も人が少ない。ノクサン灯台まで6~7㎞の距離を気長に歩いていくことはなかなかできないのでここを訪ねる人が少ないのだ。
ノクサン灯台は西島、東島、古島の3つの島で成り立つ巨文島で最大の島である西島の北にある無人灯台だ。1958年から一日も欠かすことなく、巽竹島、草島、獐島など多島海に散らばった多くの島の間を航海する船舶の道案内役を宿命であるかのように遂行している。
村を抜けるとノクサン灯台に行く道に出る。ノクサン灯台に行く道は巨文島灯台に行く道と全く感じが違うようだ。椿トンネルを通り抜けなければならない巨文島灯台の行く道だが、草原を横切りながら行く道がノクサン灯台だからだ。巨文島の人たちはよく西島をメスの鹿、東島をオスの鹿、そして古島をこどもの鹿に喩える。その中でも西島のノクサンは鹿の頭の部分にあたり、その頭のてっぺんにノクサン灯台が立っている。
通常の灯台のようにノクサン灯台も景色がすばらしい。ノクサン灯台に行く道に人魚の伝説をテーマにした人魚公園がある。ノクサン灯台の道は草原が広がる美しいプロムナードだ。無人灯台で灯台守はいないが巨文島灯台のようにノクサン灯台も美しい。ノクサン灯台は西島、東島、古島の3つの島で成り立つ巨文島で最大の島である西島の北にある無人灯台だ。1958年から一日も欠かすことなく、巽竹島、草島、獐島など多島海に散らばった多くの島の間を航海する船舶の道案内役を宿命であるかのように遂行している。