ひやっとする絶壁の魅力に心を奪われてしまう。
国で一般人の出入りと伐採を禁止して大切に残してきた土地、金鰲島、
ひやっとする絶壁は生活の基盤だったし絶境は仙人と高僧たちの憩いの場だった。
海岸の絶壁にそって薪を求め、釣にでかけた金鰲島の崖(ビラン)の道、名前からして好奇心がくすぐられる。韓国語の標準語では「ビョラン(崖)」の麗水方言が「ビラン(崖)」だ。
南海岸では珍しい金鰲島海岸段丘の崖にそって造成されたトレッキングコースで海岸絶壁をはさんでトレッキングするそのスリルが金鰲島の崖の道の魅力だ。ハムグミ町の後ろの山道から始まり海をはさんで回るように造られたコースでハムグミ船着場から始まってドゥポ→チッポ→鶴洞→シムポ→ジャンジをつなぐ区間でできている。
崖の道が始まる金鰲島ハムグミ船着場、大小の漁船が並んでいて、底まで見える透明な海水に心が奪われる。
1コース
このコースの主な観光ポイントは龍頭パウィとミヨク(ワカメ)パウィ、松廣寺の寺跡、シンソンデなどがあげられる。畑道を広げて造った崖の道の一区間、名前の通り龍の頭のように見える龍頭パウィは涼むことができる最適の場所だ。龍頭パウィからミヨク(ワカメ)パウィなど一部の区間は木のフェンスの向こうに首を出して見下ろすとひやっとするほど切り立った崖になっていてスリルも感じられる。
崖の道を歩いてみると崖の道の始まりと終りはいつも村と接している。各村では憩いの場と金鰲島でしか味わえないバンプン·ジャージャー麺、バンプン·アカシタビラメ和え物、バンプン·海鮮チジミなど各種のおいしい特産物を販売している。.
2コース
ドゥポから1.7kmほど行くと海の展望が逸品であるグルドゥン展望台にでる。グルドゥンは絶壁の上に形成された独特な村だ。展望台ができるほど昼間、眺める景色も有名だが、夜は旅人が幻の中に入り込んでしまうほど月と星の光がとても美しい。グルドゥン展望台を過ぎると チョッテパウィが見える。チョッテパウィは村の住民たちの健康を祈ったところだ。
もう少し行くと海水浴場と300年になる海松があるチッポに到着する。
3コース
ハムグミから船に乗るとチッポまで崖の道1、2コースを通らないで海から崖の道が眺められる。崖の道から眺める海も美しいが海から眺める崖の道は切り立った絶壁と奇岩怪石でまた他の魅力を発散している。
チッポに入るとすぐ草原と椿の林が繁った山道にでる。ぎっしりした椿と鬱蒼とした林で自然にヒ-リングされる気分が味わえる。カルバラムトン展望台とメボン展望台から美しい絶景が見えるが、切り立った絶壁の上から下を見るとそれこそスリル満点だ。
今までなかった高所恐怖症ができるかもしれないからご注意を。
4コース
鶴洞は山の形が鶴に似ているので、そう呼ばれるようになったという。鶴洞を背にして歩いて行くとサダリトン展望台とオング厶ドン展望台にでる。この展望台から眺める大海原は心も体もヒ-リングしてくれる。ここに美しく彩られた野生の花は目を楽しませてくれ、波の音は耳を楽しませてくれる。こんな自然に心を奪われて歩いているといつのまにか入り江が深いからシムポ(深浦)と呼ばれる町に到着する。
5コース
シ厶ポ町は真冬でも暖かく、深くて澄んだ海に様々な魚類が棲息していて釣師たちには申し分のないポイントだ。ここは特にクロダイがたくさん釣れる。ここシムポ町からの日没は幻想そのものだ。うっとりして見ていると時間が過ぎるのもわからない。夕暮れを見て降りてくると崖の道コースの最後、終着地であるジャンジに到着する。