海岸線の奇岩絶壁と鬱蒼とした広葉樹林が調和したメボンサン
メボンサンは金鰲島にある山で山の下の村の名前から由来した松高山、デブサンとも呼ばれるが、メボンサンという名前のほうが有名だ。
高低の差が大きくないので比較的緩やかな登山道で誰でも気軽に登れる。
旅客船ターミナルには崖の道を訪ねる観光客と登山客たちでにぎやかだ。金鰲島は麗水で南に約40kmほど離れた島だ。水深が浅く水が澄んでおり、子供連れの家族の夏の休養地に最適な直浦海水浴場があり、 その近くに300年以上の海松が小さな森をつくり凉しい日陰と美しい景観が楽しめる。
金鰲島は「山登りの島」に指定されている。4時間ほどかかる登山路には椿、松、竹が鬱蒼と茂って森林浴に最適だ。金鰲島の崖の道はハムグミ村の裏手の山道から海岸に沿って自然に形成されたもので8.5kmのコースだ。
金鰲島の山登りの楽しみは椿の花や多島海を一度に眺められるという点だ。尾根に立つと広がる麗水の沖合や蓋島、沙島、ドンサン島など麗水を代表する多くの島を一目で見渡せる。
椿の花の美しさを鑑賞するにはコムバウィコースを、梅峰山とカルイ峰、玉女峰など7~8つの峰をすべて通る縦走コースはハムグミから出発するのがいい。 羅老島宇宙船の打ち上げ場面を鑑賞することができた新設の展望台があり、全羅南道が選定した観望地点16ヶ所の一つだ。
山登りをした後、決して欠かせない味がある。名前はグンソ(アメフラシ)だ。牛鶴里の浜辺にある石の間で獲れるグンソは紫色の液を吐いて自分を保護するという独特の軟体動物だ。香りと食感が独特で麗水の人々は内臓と紫色の液を抜いて茹で、酢入り唐辛子味噌(チョジャン)をつけて食べるのだが、麗水の山登りを楽しんだ後はこの味を味わってみるのも良い。
特に、この島に足を運んだ観光客が最もよく訪ねる場所は海岸道路だ。最近では、金鰲島の南側にある「ハムグミ」から島の中心部にある「牛鶴里ウシル村」まで総14kmを海岸道路で連結した。梅峰山の山登りの良さの一つはに山登りコースごとに村にすぐ行ける下山コースが連携されて無理なく山から下りることができるという点だ。
コースのご案内
金鰲島の登山コースは当日のコンディションと時間によってA、B、Cコースのうちの一つを選んで登れる。Aコースはハムグミ船着場から出発して、メボンサン→ 厶ンパウィ→カリ峰→ヌジンモク→玉女峰→コムパウィ区間の9.9kmコースで5時間ほどかかって牛鶴里船着場につながる。もう少し軽い山歩きがしたかったら麗川港から出発してハムグミに行くBコースを選ぶか、麗川湾から牛鶴里のほうに行くCコースを選ぶといい。Bコースは麗川湾から出発して西に移動して、厶ンパウィ→メボンサン→ハムグミに到着する7.2kmコースで4時間ほどかかり、Cコースは麗川湾から出発して南に下りていくコースでカリ峰→ヌジンモク→玉女峰→コムパウィに到着する5.7kmの2時間半かかるコースだ。いちばん高いところはメボンサンの頂上で海抜382mで登山路には椿、松の木が鬱蒼としていて森林浴に最適だ。