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突山のあちこちを体験する。突山尾根歩きコース

三面に海を抱いて登り降りする長い旅

島を陸地にした突山大橋を始まりとして公園と町、道路と山城、険しい山頂と峠をつないで突山の南側の海に向かって向日庵まで続く全長32kmの尾根道。山に対する人々の挑戦を恥ずかしく思わせる長さだ。

濟州のオレ道、智異山のドゥルレ道と共に突山尾根歩きコースの登山路は新しく脚光を浴びはじめた登山路で突山島の北の端、突山大橋から南の端、向日庵まで続く歩き道だ。距離は32㎞で少し早足で歩いたとしても全体の山歩きの時間が11時間ぐらいかかる。しかし、コースの中間で降りる道があって時間に追われたり体力が落ちたら、容易に下山することもできる。高さでいえば海抜460mの烽火山が最高峰だが、島の山だけあって登っていく峰ごとに最高の多島海の展望台になる。

1区間

突山大橋→145峰→114峰→小美山→無膝モク科学館(10km/3時間30分)

尾根歩きコースのうち初めのコースの出発地は突山大橋だ。突山公園に上がると1999年に作られた麗水タイムカプセルが埋められている彫刻像がある。その彫刻像の後ろのほうに入っていくと145峰に上がる突山尾根歩きコースの最初の入口にでる。ずっと上がっていくと軍部隊があり、その前を過ぎて山道にそって上がり下りして114峰と小美山を過ぎるとモンドル海水浴場と海洋水産科学館がある無膝モクに到着する。

小美山は高さが210mの低い山で大美山と無膝モクを間において向かい合っている山で大美山より小さいので小美山という名前がついた。付近の平沙里クルジョンマウルからも30分ほど上がると小美山の頂上に到着し、頂上からはウェチ島、ネチ島、ヒョル島、竹島などの島々が見下ろせる。頂上にはのろし台と展望台、トイレがある。展望台の後ろが下山する道だ。急な岩道と階段の道を30分ほど行くと案内板の立っている入口だ。右に行くと「李忠武公遺跡記念碑」を経て道路にでる。左に行くと全羅南道海洋水産科學館を経て三叉路道路の右にでる。無膝モクは幅200mほどで突山島でいちばんくびれている地点だ。

돌산공원에서 내려다본 돌산대교

몽돌해수욕장 전경

2区間

全羅南道、水産科學館→大美山→183峰→本山→チャッコクジェ (8.9km/3時間)

二つ目のコースは全長8.9kmで約3時間ほどかかるコースだ。全羅南道水産科學館とモンドル海水浴場がある無膝モク三叉路から右(平沙方面)に50メーターほど移動すると左に2コースの入口である大美山自然探訪路がある。木の階段がある本格的な山道だ。30分ほど続く登り坂の最後の中間休憩所を過ぎると自然洞窟にでる。ここから2~3分ほど行くと泉と展望台·トイレがある。展望台の右に立つとすぐ月岩山城だ。山城から10mぐらい下りて右の道を2~3分行くとのろし台がある大美山の頂上だ。大美山の月岩山城から見下ろす海は壮観だ。無膝モクをぎりぎりいっぱいに越えてくる道路とその両側に空に似た青い海が広がる。養殖場のブイもそのまま絵になり、静かな海に白い船跡を残す漁船も美しい。

下山路は道を100mほど引き返して展望台に下りてくる。トイレの横の道しるべの「月岩」方向に道が続く。15分ほど下りていくと「大美山1735m」の案内板と支石墓がある。ここから左に行くと月岩峠の道路に下りていく。右に曲がって少し行くと畑の横に道が続いている。50mぐらい入って分かれ道で左に入る。10分で木が生い茂った183m峰だ。183峰を過ぎると桂洞マウルが見えるが、桂洞マウルではピョコシ(骨ごとの刺身)が有名でピョコシが食べられる刺身店が並んでいる。桂洞のピョコシで珍味を味わった後、また山道に戻ると昔の城跡と墓がある237m峰だ。ここから15分ぐらいさらに行くとまた昔の城跡が残っている本山の頂上だ。頂上から険しい古い道に沿って10分余りでチャッコクジェにでる。チャッコクジェの頂上から海のほうを眺めると防竹浦海水浴場がある竹浦里マウルが一目で見られる。

전라남도 수산과학관전경

대미산 월암산성에서 내려다본 바다

3区間

チャッコクジェ → 水竹山→ 328峰 → カルミ峰 →鳳凰山 → 394峰 → 274峰 → 栗林ジェ (10.1km/3時間30分)

突山尾根歩きコースの中でいちばん長くて大変な3コースはチャッコクジェから始まる。城がある峠という意味のチャッコクジェを横切って水竹山に向かう。水がきれいで竹が多い水竹山は泉があって虹がよく見られるところだ。ヒノキ林と竹、シヌデのトンネルを通ると周辺の本山城、カルグチ山のクァニョク山城と同じような時期に積み上がられたと思われる水竹山城につく。水竹山の稜線にそって徳谷、鳳陽マウルを過ぎて、カルミ峰を越えると突山の最高峰の鳳凰山だ。島の中央にある鳳凰山は海抜460mで隣の栗林里、瑞德里、竹浦里まで広がっていて昔から鳳凰が棲んでいたと伝えられる聖なる姿だ。394峰と274峰を経て栗林ジェで3コースの長い呼吸が一休みできる。

3코스 길에서 마주하는 산과 논의 전경

편백나무 숲길

수죽산 능선을 따라 봉황산 가는 산길

4区間

栗林ジェ → 金鰲山 → 向日庵 → 荏浦三叉路 (3km/1時間)

最後の4コースは突山尾根歩きコースの中でいちばん短い距離の3km、最後のコースで栗林ジェから出発してだいたい1時間で歩けるコースだ。主に金鰲山と向日庵につながっている。

金鰲山は鳳凰山からずっとつながっていて突山島の最南端にある美しい奇岩の塊の名山だ。向日庵は韓国3大祈祷所の一つで日の出と日の入りで有名な南道の名所だ。突山島は南側の海に向けて長くでている。山道は稜線に沿って海の間に続いていく。それで両側どちらを見ても海が見える。出発地点の突山大橋から到着地の向日庵まで。海から始まって海で終わる。山に少しでも登れば海が見える。小美山に登ると見える小さい島々と銀色に光る海。大美山の月岩山城から見下ろす海は無膝モクをぎりぎりいっぱいで越えてくる道路とその両側に広がる空に似た青い海が壮観だ。鳳凰山を越えると多島海海上国立公園のたくさんの島々が海に浮いている。

아름다운 기암덩어리의 명산 금오산

일출,일몰로 유명한 남도의 명소 향일암 전경

朝早く暗闇を貫いて始まった山道は山の尾根に上がると海の向こうから日が昇る。山歩きで味わえる海と日の出の壮観。そして山歩きは夕暮れの日の入りまで見ることになる。島々を紅く染めながら消えていく日の入りの壮観、美しい夜の海の風景も見ることができる。海と接したところの上がり下りを15回以上。標高の差は400m前後だが一生懸命登り下りしないといけないので簡単ではない。でも様々な魅力のせいでもう一度訪れたくなる、そんな道だ。

  • last update 2019.10.08
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