「万博おばあちゃん」麗水万博広報館を見学

大阪、セビリア、サラゴサ、愛知、上海。万博のグランドスラムを達成した「万博おばあちゃん」山田外美代氏(63歳)が、11月1日麗水を訪れた。

山田氏は、昨年開かれた上海万博を含め、これまで５つの万博に参観した。2005年の愛知万博と2010年の上海万博では、会期の6ヶ月間、1日も欠かさず参観したことで有名だ。特に上海万博に向けて、開幕6ヶ月前に上海に移し、自費でマンションを借りて暮らしたという逸話もある。

山田氏は、1日、来年麗水万博を参観するために、麗水へ下見に訪れて、麗水万博の広報館と会場建設の現場を見学した。山田氏は「同万博は海をテーマにしているだけに、学べるところがたくさんあると思う。できれば毎日参観したい」と述べ、「特に1日5回行われる『THE　BIG-Oショー』は、朝・昼・夜によって異なる魅力があると思うので、それぞれを見たい。エキスポ・デジタル・ギャラリーでは、孫と一緒に写真を撮り、メールで送って天井のLEDに映し出されるのを見ると特別な思い出になると思う」と話した。さらに「万博会場の客船ターミナルを通じて入国し、そこからゲートに入るとすぐに日本館があるそうで、日本人としては特別な気分になるはずだ」と話した。

山田氏は、上海万博を参観しながら毎日つけていたノートを公開した。パビリオンのスタンプや写真、感想などでぎっしり詰まっている2冊の厚いノートから183日間の上海万博が今にも鮮やかに伝わってくる。山田氏は「大阪万博では産業発展がもたらす夢があったが、愛知万博では環境と地球を大事にしなければならないと思い知らされた。万博には人々の考えや行動を変える力があると思う。これからも万博を参観し続けたい」と述べた。

△「万博おばあちゃん」山田外美代氏が麗水万博の広報館を訪問し、メッセージを残している。「持続可能なエネルギー、万博ならではの学びを！麗水世博会に期待しています」と書いた。

△「万博おばあちゃん」山田外美代氏が、上海万博で１８４日間の参観を記録した２冊のノートを公開した。パビリオンのスタンプや記念写真、感想などで埋め尽くされている。