人類が瀕する様々な問題を海洋を通じて解決しようと、2012麗水世界博覧会組織委員会と博覧会国際事務局（Bureau of International Exhibition、以下「BIE」）、そして日本の財団法人国際花と緑の博覧会記念協会が手を組んだ。



2012麗水世界博覧会組織委員会は２月９日（木）、BIE、財団法人国際花と緑の博覧会記念協会と共に、組織委大会議室においてBIEコスモス賞（BIE-Cosmos prize）調印式を行った。

BIE、財団法人国際花と緑の博覧会記念協会が共同で主管するBIEコスモス賞は、一般からの博覧会への参加を奨励し、博覧会の遺産を発展させる目的で2008年に創設された。サラゴサ万博で初めて授賞式を行って以来、今回の麗水世界博覧会で３度目となるもので、博覧会のテーマである海洋と直接的な関連を持つ非営利の革新的なプロジェクトの中から優秀と評価された10作品が選ばれる。この中から最優秀賞の選考が行われ、同賞には２万ユーロの賞金が贈られる。最優秀賞の授賞式は８月11日の「BIEの日」に麗水世界博覧会会場にて行われる予定だ。



組織委のカン・ドンソク委員長はこの日の調印式で、「BIEコスモス賞はグローバルレベルでの問題点を明らかにし、解決するうえで大きな役割を果たしている。BIEコスモス賞の受賞作を展示できるよう、麗水世界博覧会の期間中はエキスポ・ホールを提供する一方、国内外に広報するなど、組織委としても積極的に協力したい」と述べた。



BIEコスモス賞のプロジェクトの応募は２月28日までで、申込書をBIEのホームページ（www.bie-paris.org）からダウンロードし、Eメール（bie@bie-paris.org）で送信する。詳細は麗水世界博覧会公式ホームページ（www.expo2012.kr）をご覧ください。