映画『ニュー・シネマ・パラダイス』の主人公で、海洋ドキュメンタリー『オーシャンズ』を演出したことで有名なフランスの映画監督ジャック・ペラン(Jacques Perrin)氏が麗水世界博覧会の広報大使を務めることになった。



麗水世界博覧会組織委員会は、外交通商部の協力を得て、フランス・パリの韓国大使館でジャック・ペラン監督に広報大使を委嘱したと22日(水)明らかにした。



広報大使を委嘱されたジャック・ペラン監督は、フランスを代表する俳優であると同時にドキュメンタリー監督である。今まで100本余りの映画に出演しており、映画『ニュー・シネマ・パラダイス』の主人公サルバトーレとして多くの人々の記憶に残っている。



特に、ジャック・ペラン監督は、海洋と環境の大切さを映画を通して積極的に訴えてきた。1996年のカンヌ映画祭受賞作である昆虫をテーマにしたドキュメンタリー『ミクロコスモス』、2001年の渡り鳥の移動を新しい視線で捉えたドキュメンタリー『WATARIDORI』を演出するなど、自然と環境をテーマにした作品を次々と制作している。2010年に公開した海洋ドキュメンタリー映画『オーシャンズ』は、フランスのアカデミーと呼ばれるセザール映画祭でドキュメンタリー賞を受賞している。



委嘱式で、ジャック・ペラン監督は、「地球の3分の2以上を占める海洋は、未来の人類に新しい挑戦と希望を与える空間だ。フランスを含めヨーロッパ全域に海洋というテーマの下に開かれる麗水万博を積極的に知らせたい」と語った。



組織委員会のマーケティング総括部長の李忠善（イ・チュンソン） 氏は、「ジャック・ペラン監督は7年かけて海洋ドキュメンタリーを制作するほど海洋に対する理解と愛情が深い。ヨーロッパ地域の文化界で大きな影響力を持っているだけに、全世界に麗水万博を知らせるうえで大きな役割を果たしてくれると期待している」と述べた。