今年3月に保育サポートシステム改編の全面施行を控え、2019年全国の自治体の保育サポートシステム改編モデル事業4カ所に公募選定モデル事業を先がけて試行した。
モデル事業の保育園26カ所で2019年5月から2020年2月まで10ヶ月間延長保育（16：00〜19：30）を試験的に運用、延長クラス分けを行って担当保育士を配置するなど、保育環境の改善及び保育サービスの質を向上させた。
2月のモデル事業終了に伴い、親や保育士を対象に満足度調査を実施した結果、保育士の96％、親の90％が延長保育による保育士の業務軽減と親の養育負担軽減に役立ったと非常に肯定的な回答をした。
延長保育を利用した理由として、共働き（就業）のためという回答が79％と圧倒的に多く、1日の延長保育時間は3時間以内が適当だとする意見が72％を占めた。
親と保育士が挙げた共通の改善点として、延長保育の時間におやつと特化プログラム、年齢別のクラス構成などが提案された。
「今回のモデル事業満足度調査の結果を保育サポートシステム改編時に積極的に反映し、子供と親、保育教職員すべてが幸せな保育環境を造成するために努力していく」と述べた。