海水プール、人工ビーチ、マリンスポーツ施設などの
許認可が下り次第、着工予定

ミレアセット・コンソーシアムが推進している、1兆5千億ウォン規模の麗水 茎島海洋観光団地の造成事業が速やかに執り行われる予定である。

ミレアセットは、6月8日に権五棒(コン・オボン)麗水市長が設けた懇談会の場で開発再開の意思を表明してから、事業の推進を急いでいる様子である。

タワー型レジデンスだけを建設・分譲し、観光施設には投資しないのではないかという一部の主張に対し、ミレアセットは積極的に事業を推進することにした。

ミレアセットは、茎島地区のマスタープランに沿ってタワー型レジデンスの建設を進めると同時に、海洋親水空間と隣接した公有水面に設置予定の海水プール、人工ビーチ、マリンスポーツ施設の設置の為、海洋水産部などの関連部署と海域利用協議および公有水面の占・使用許可などの手続きを協議しており、手続きが完了し次第、着工する計画である。

また、観光テーマ施設であるマリーナ施設、1,000席以上の規模を誇るコンベンションセンター、ウォーターパーク、エンタメセンター、商業施設、海上ケーブルカー、屋外公演場(広場)、海岸散歩道などは鏡湖(キョンホ)小学校の移転が完了すると同時に着工し、連陸橋の開通予定日に合わせて、2024年の12月までに完成させることを目標に進めている。

人工ビーチをモチーフとした、海水プールなどの一部観光施設は、茎島海洋観光団地の造成が完了すると同時に市民や観光客に無料で開放する予定である。

ミレアセットは宿泊施設となるタワー型レジデンスについて、全羅南道建築景観審議会の改善要求を積極的に受け入れ、再審議を経て、今年の下半期に着工する予定である。

タワー型レジデンスが住居施設として利用されるのではないかという一部の主張に対しては、5月4日に韓国政府が公表した建築法の施行命令により、住宅としての使用が不可能であり、宿泊業としての登録が必要不可欠な施設であることを明らかにした。また、分譲の際、この様な事実を告知し、宿泊業専門会社を選定し、委託・運営することで、観光目的の施設として活用する計画を表明した。

鏡湖小学校の新築移転に関しては、2020年の協議当時、麗水教育支援庁が提示した、「約300名の学生を収容できる規模でなければならない」との調査結果を受け入れ、12個のクラスと附属幼稚園、大講堂、屋外ゴルフ練習場などの最新施設を新築・提供するとの計画を表明した。

また、参加する企業・業者・装備の選定、人材の採用、テナント募集の全段階で、麗水市からの参加を優先し、地域開発で発生した利益の100％を地元へと再投資するなど、地域社会との共生を目指すと表明した。

麗水市の関係者は、「茎島海洋観光団地が完成し、営業を始めると、地元の観光業だけが発展するのではなく、地元経済の活性化も見込める」とし、「全羅南道、光陽(クァンヤン)湾圏経済自由区域庁、ミレアセットのみならず、地域社会とも十分に話し合う事で、地域社会の不安を解消し、事業が問題なく推進されるよう、最善を尽くす」との旨を表明した。

一方、茎島海洋観光団地の開発は、建設時に16,614名の雇用と2兆6千億ウォンの生産誘発効果が発生すると予想され、営業を始める2025年以降は年間385万人以上の国内外観光客が訪問し、3,816名の雇用、2,050臆ウォンの生産効果が発生する見込みである。