2026麗水世界島博覧会、その特別な出会い![第1部]
- 登録日
- 2024.12.09 10:53
- 照会数
- 7
- 登録者名
- 한설희
[第1部:島、その本来の特別さ!そして、ヨス(麗水)市民の願い]
2026年9月5日から11月4日までの2ヶ月間、「島、海と未来をつなぐ」をテーマに麗水世界島博覧会がヨス(麗水)で開催される。
韓国でも指折りの観光地であり、美食の街でもあるヨスで開催されるという点、また世界で初めて島を題材にしたという点で、興味と期待が膨らむ。
特に、島は普段から身近なものとはいえず、生物の多様性や文化的多様性、地政学的な位置、気候変動の影響など、島というだけでも特別な存在として価値が高まっている状況だ。
開催まで2年を切った2026麗水世界島博覧会、その特別な出会いについて、2回(第1部:島、その本来の特別さ!そして、ヨス(麗水)市民の願い/第2部:ヨスの海の上を走る…11の島をつなぐ「イレブンブリッジ」)に分けて紹介する。
▶人の手が加わっていない自然の美しさ…「島」
これまで、島はアクセスしにくい場所と思われてきた。また、皮肉なことに、このアクセスのしにくさは、島が自然のままの姿をとどめ、独自の生態系と文化を守ることを可能にした。
現にヨスのアン(安)島では、先史時代の人類が採集した貝を食べた後に捨てた貝殻が堆積してできた貝塚の遺跡が多数確認され、チェジュ(済州)島では独自の神話や言語、石の文化が発達した。
外国でも同じような事例は多い。ギリシャのサントリーニ島には、古代と現代をつなぐ建築や哲学の遺産が今なお残っている。
今回の麗水世界島博覧会は、このような世界各国の多様な島々の固有の文化に触れる良い機会となるはずだ。
▶ 陸地から切り離された島の人々が創りあげた説話と伝説…「ミュージカルで」
島はこのように文明の利器とは無縁なため、世の中の進歩とは関係のない物語や文化など伝説も多い。
ヨスの島でも多くの物語が伝承されているが、今なお語り継がれている伝説は、23の島に45話ほどある。
今回の島博覧会では、このうち、ケ(開)島の「馬女木」やクモ(金鰲)島の「鹿牧場」、オドン(梧桐)島の「李舜臣将軍と竹」など一部の説話がミュージカルとして披露される予定だ。
このような島の人々の暮らしや価値観、固有の文化など人文学的な楽しみも、島博覧会で味わえる。
特に、種類も味もバラエティに富む「世界島料理フェスティバル」は、来場者の大きな人気が期待される。
▶ AI時代にふさわしい最先端の技術を総動員…「UAMで島めぐり」
今回の麗水世界島博覧会では、島本来の特別さに加えて、AI(人工知能)時代にふさわしく多様な最先端技術が導入される予定だ。
イマーシブ(没入型)メディアトンネルやLEDグラフィック映像装置、AR体験など最先端の技術が総動員される。また、「アーバンエアモビリティ(UAM)」は、空から島を眺めるというユニークな体験を提供する。
現在、商用化に向けての試験段階なので実現できるか定かではないが、UAMで空から島を見下ろすことを想像するだけでも胸が高鳴る。
▶ ヨス市民、「もう一度飛躍する機会につなげるという希望と信念」
今回の島博覧会は、ヨス市民にとっても特別なものである。
2012麗水世界博覧会よりも、主催や予算、開催期間など規模の面では今回の方が小さいが、もう一度飛躍する機会につなげるという希望と信念があるからだ。
すでに博覧会を成功させた経験があるため、2026麗水世界島博覧会開催も必ず成功させて、ヨスの「チョンラナム(全羅南)道第一の都市」、「南海岸拠点都市美港」という名声を轟かせることを期待している。
2026麗水世界島博覧会の組織委員長でもあるヨス市のチョン・ギミョン市長は最近、市および組織委員会の関係者と島博覧会メイン会場の基盤工事が行われているチンム地区一帯を視察した。
チョン市長は、その場で「2026年麗水世界島博覧会で出会えるはずの特別さに今日も大きな使命を感じている」とし、「漏れのないよう万全の準備をしてほしい」と注文を付けた。
2026年9月5日から11月4日までの2ヶ月間、「島、海と未来をつなぐ」をテーマに麗水世界島博覧会がヨス(麗水)で開催される。
韓国でも指折りの観光地であり、美食の街でもあるヨスで開催されるという点、また世界で初めて島を題材にしたという点で、興味と期待が膨らむ。
特に、島は普段から身近なものとはいえず、生物の多様性や文化的多様性、地政学的な位置、気候変動の影響など、島というだけでも特別な存在として価値が高まっている状況だ。
開催まで2年を切った2026麗水世界島博覧会、その特別な出会いについて、2回(第1部:島、その本来の特別さ!そして、ヨス(麗水)市民の願い/第2部:ヨスの海の上を走る…11の島をつなぐ「イレブンブリッジ」)に分けて紹介する。
▶人の手が加わっていない自然の美しさ…「島」
これまで、島はアクセスしにくい場所と思われてきた。また、皮肉なことに、このアクセスのしにくさは、島が自然のままの姿をとどめ、独自の生態系と文化を守ることを可能にした。
現にヨスのアン(安)島では、先史時代の人類が採集した貝を食べた後に捨てた貝殻が堆積してできた貝塚の遺跡が多数確認され、チェジュ(済州)島では独自の神話や言語、石の文化が発達した。
外国でも同じような事例は多い。ギリシャのサントリーニ島には、古代と現代をつなぐ建築や哲学の遺産が今なお残っている。
今回の麗水世界島博覧会は、このような世界各国の多様な島々の固有の文化に触れる良い機会となるはずだ。
▶ 陸地から切り離された島の人々が創りあげた説話と伝説…「ミュージカルで」
島はこのように文明の利器とは無縁なため、世の中の進歩とは関係のない物語や文化など伝説も多い。
ヨスの島でも多くの物語が伝承されているが、今なお語り継がれている伝説は、23の島に45話ほどある。
今回の島博覧会では、このうち、ケ(開)島の「馬女木」やクモ(金鰲)島の「鹿牧場」、オドン(梧桐)島の「李舜臣将軍と竹」など一部の説話がミュージカルとして披露される予定だ。
このような島の人々の暮らしや価値観、固有の文化など人文学的な楽しみも、島博覧会で味わえる。
特に、種類も味もバラエティに富む「世界島料理フェスティバル」は、来場者の大きな人気が期待される。
▶ AI時代にふさわしい最先端の技術を総動員…「UAMで島めぐり」
今回の麗水世界島博覧会では、島本来の特別さに加えて、AI(人工知能)時代にふさわしく多様な最先端技術が導入される予定だ。
イマーシブ(没入型)メディアトンネルやLEDグラフィック映像装置、AR体験など最先端の技術が総動員される。また、「アーバンエアモビリティ(UAM)」は、空から島を眺めるというユニークな体験を提供する。
現在、商用化に向けての試験段階なので実現できるか定かではないが、UAMで空から島を見下ろすことを想像するだけでも胸が高鳴る。
▶ ヨス市民、「もう一度飛躍する機会につなげるという希望と信念」
今回の島博覧会は、ヨス市民にとっても特別なものである。
2012麗水世界博覧会よりも、主催や予算、開催期間など規模の面では今回の方が小さいが、もう一度飛躍する機会につなげるという希望と信念があるからだ。
すでに博覧会を成功させた経験があるため、2026麗水世界島博覧会開催も必ず成功させて、ヨスの「チョンラナム(全羅南)道第一の都市」、「南海岸拠点都市美港」という名声を轟かせることを期待している。
2026麗水世界島博覧会の組織委員長でもあるヨス市のチョン・ギミョン市長は最近、市および組織委員会の関係者と島博覧会メイン会場の基盤工事が行われているチンム地区一帯を視察した。
チョン市長は、その場で「2026年麗水世界島博覧会で出会えるはずの特別さに今日も大きな使命を感じている」とし、「漏れのないよう万全の準備をしてほしい」と注文を付けた。