新年、念願成就の気運をお受けください!
韓国で最高の日の出の名所である向日庵は韓国の4大観音祈祷場所のうちの一つで
ここで祈りを捧げると念願がよくかなうと伝えられている。
向日庵では 毎年12月 31日になると訪れた人々の心は新年への期待でいっぱいになる。一年の締めくくりと、新しい一年を迎える新しい希望が初日の出を迎えながら切なる思いになるからだ。 新年元旦の太陽に念願を思う存分祈り、私たちは太陽を心の中で目の前に浮かべる。
向日庵日の出祭は荏浦(イムポ)町の住民はもちろん家族、友だち、恋人同士で一緒にきた観光客たち、皆事情はそれぞれ違うが心に抱いた思いを火の玉のように昇る日に祈ること、それ一つに全てが合わせられている祭だといえる。 一年の最後の日、夕方から開かれる国楽フェスティバルをスタートに、日の出歌謡祭、ブラスバンド演奏、キャンドルサービス、カウントダウン、除夜の鐘、花火、ダンスフェスティバル、家族映画祭など、初日の出を迎えるための前夜祭だ。
初日の出を迎える希望への祈りは韓国民族には母の真心のようなものだ。全国のいちばん美しい日の出の場所である江原道襄陽の洛山寺紅蓮庵と慶尙南道南海錦山の菩提庵、京畿道江華のポムン庵と共に突山の向日庵も韓国の4大観音祈祷場の中の一つだ。
‘日に向かっている’ という向日庵の名のように今にも日の出の光景を見ることができるような期待感で青黒い海を眺める人々の心をはずませる。それで向日庵がある突山邑荏浦町で開かれる向日庵日の出祭は毎年、人出が多く新年の念願を切に祈る人たちが訪れるところとして有名だ。
寒い夜の海風を体いっぱいに受けて待つ時間が長くなる頃、楽しいサムルノリが夜明けを告げる。 続いて突山郷校の校長が日の出祭礼を行うと日の出に願いの風船と願いの箱を飛ばし、新年の幸せを願う挨拶を交わすなどのイベントがあり、熱望して待っていた太陽が水平線の向こうからだんだん姿を現す。水平線にかかっていた太陽が空に昇る瞬間人々の歓声はやまず日の出行事の絶頂を迎える。
向日庵日の出祭は韓国のお母さんたちの切実な願いと祈願をそのままに念願の日の出を見るイベントであり、単なる日の出を見るイベントではない理由がここにある。