海に砂を積んだような島
沙島は海の真ん中に砂を積んだような島、砂の沙と湖と書いて沙湖と呼んでいたが行政区域改編のとき沙島となった。
砂が美しい沙島が口を開けると鋭い歯をむき出す恐竜たちの天国だったという事実は本当にアイロニカルだ。
麗水港から船で1時間30分。年に4回も海岸道路ができるモーセの奇蹟が起きる島、沙島だ。 6000~7000万年前、恐竜が棲んでいたという幻の島、沙島。
何年か前に一人の彫刻家のアトリエで作られた恐竜の彫刻が沙島の浜辺にある。
沙島を訪れる観光客にそこが恐竜の島だということを十分に知らせることができる。
最初のコース
二匹の恐竜が今にも動きだしそうな表情で、表皮の一つ一つまでも細やかに作られていることに感動する。
沙島は太平洋が始まる島だ。 ナロ号打ち上げ観望地域でもある。 地図でしか見たことのない太平洋が、沙島から始まるというので、その海の巨大さを肌で感じる。 7つの島が集まって作り上げる美しい景観を見つけに行く。 沙島は最高に潮が引く所で、旧暦の1月15日を前後に7つの島が「ㄷ」文字の形につながる長さ780m、幅15mの海底地面が浮び上がる海路ができる所として有名だ。 特に鰍島では韓国で最も大きいとされる62mにもなる恐竜の足跡が見られるというので期待できる。
第二コース
ゆっくり歩いていく。 歩きながら隅々までゆっくり見てみる。 . 恐竜が棲んでいた痕跡、恐竜が歩いた足跡。 今は跡だけを残して消えていった恐竜を。 海岸には足の指が三つの恐竜の巨大な足跡がある。 水が溜まっていてさらに鮮かで大きい。 橋を歩いて曽島にたどり着けば、両面海水浴場の神秘的な光景が目の前に広がっている。
海水浴場を歩いて岩の丘を上がれば遠くに顔岩が見える。 目の前に広がる神秘な自然の彫刻品にただただ感動するだけだ。 風と時間が作り出した人の顔の形だ。 雨や風が作り出した風化作用はさらに大きな亀岩も作り上げた。 時間が経てば世の中のすべてのものは消えていく。
ただ、自然が覚えているだけだ。 遠く離れ、ここに来て悟るのは、人間の有限性と自然の無限性だ。