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甘辛い「ご飯泥棒」ケジャンペッパン

「ご飯泥棒」ケジャンペッパン

辛い味と甘い味が口の中にからまってくる味付けケジャンと
塩辛くもなく甘くもない深い味が舌を刺激する醤油ケジャンと伝統発酵食品の味噌で熟成した味噌ケジャンの香ばしさは口の中を楽しくしてくれます。
辛い味付けケジャンと塩味がきいた醤油ケジャンそして香ばしい味噌ケジャンまで麗水の「ご飯泥棒」ケジャンの珍味が味わえます。

多様で深い味の麗水ケジャン

麗水をゆっくりと歩きながら名所を観光してみるとどこでも目に付くのは、よく見るメニュー「ケジャン・ペッパン」の看板だ。麗水のケジャンが今まで食べたケジャンと特変わりにないものだろうと思ったら大間違いだ。とても甘くも塩辛くもないのに味わいのある深い味があるからだ。
ケジャンが「ご飯泥棒」と呼ばれる理由は、ケジャンの深い味に思いもかけずご飯をたくさん食べてしまうからで、奥深い所にまで付いている卵やカニの肉にご飯を混ぜてみると、言葉で言い表せない味に、普段よりご飯をたくさん食べている自分に気づくからだ。

誰もが好きなコッケジャンは、きれいに手入れしたワタリガニに煮詰めて冷やした味付け醤油を注いで漬けた韓国にしかない塩辛だ。まず、「トルケジャン・ペッパン」はトルケ(イシガニ)をコチュジャンの味付け調味料を混ぜ合わせたヤンニョム(唐辛子などが入った赤いタレ)ケジャン、いろいろな野菜をたっぷり入れてつくった醤油ベースのタレで漬けたカンジャン・ケジャン、郷土料理の味噌で味付けしたテンジャン(味噌)・ケジャン、ミンチにしてつくったチル・ケジャンなど、いろいろなケジャンを味わうことができる。トルケは石と似ている色をしており、身もシコシコして味が一品だ。一般的なワタリガニとは違って非常に硬い皮を持っているが、ほどよく味が熟して食膳に出される前は、あらかじめ硬い皮をたたいて食べやすい形にして食べる。

醤油漬けを食べやすいように手入れされている姿

醤油漬け、味付け漬けが韓商に様々なおかずとよくいっしょになっている姿

味付け漬けが皿にたまっている姿

東医宝鑑に熱気を沈めるとされているワタリガニは、韓国で食用蟹として最も多く使われており、9月にはメスの蟹、10月にはオスの蟹が一番おいしいとされる。ご飯泥棒と呼ばれるほど味がよい。蟹は脂肪が少なく、タンパク質が豊富で消化も良くてさっぱりしている。必須アミノ酸が多く含まれ、成長期の子供や病気の回復期にある人、虚弱体質、お年寄りにたいへん適した食品であるだけでなく、老若男女を問わず最高の栄養食品であると同時にダイエット食品だ。

  • last update 2019.10.08
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